愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律

Jaime2008-02-20

 現在開かれている第169通常国会に「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」が提出されるようです。
 これはペットフードの安全性を確保するために、使用できない原料を定めることのほか、有害物質を含む製品の製造、販売、輸入を禁じたりするとのことです。具体的には、ペットフードから一定の量を超えて検出されてはならない物質を定めるとか、製造業者・輸入業者の為す業務内容について国に届け出ることも義務付けることらしいです。使用禁止とする原料など詳細については今後、省令で定めるとのことなので、そこのところは農水省の審議会で議論されるかも?
 ちなみに、違反者には1年以下の懲役か100万円以下の罰金、またはその両方を科すというものですが、法人に対しては最高1億円の罰金とのこと・・・
 もちろん、製造場所や保管している倉庫への立ち入り検査も実施可能で、違法な製品を流通させた業者には回収や廃棄を命じることもできるそうです。ただし、当面はワンちゃんネコちゃん用のフードを対象とするとか・・・

 中国製フードのメラミン混入事件から、多少は時間も経過しましたが、まあアレです。今国会に提出ということは、政省令を定めてからの施行は来年でしょうね〜
 いま、JETROのサイトにこの法律に関する「規格・基準などの事前意図公告」が出てます。
 http://www5.jetro.go.jp/newsdb/filedoc/47902541ef6af.pdf

 原材料費も上がっていますし、この法律の制定を契機に便乗値上げもあるかも?でも、安心できるものが流通するほうが良いですよね!